パールボウル準決勝

2017.6.04

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富士通スタジアム川崎

11:00 開始

パールボウルトーナメント 準決勝 vs IBM ビッグブルー

2016/5/29 (日) 14:00開始 @富士通スタジアム川崎
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 21 - 34 IBMビッグブルー
0 1QT 3
0 2QT 22
0 3QT 2
21 4QT 7
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
1 07:27 FG #8小田倉 34
2 01:15 PASS #14政本→#40スタントン 8 KICK #8小田倉 G
2 06:26 RUSH #21高木 12 RUSH #40スタントン G
2 09:11 PASS #3クラフト→#81栗原 14 KICK #8小田倉 G
3 09:40 SAF
4 05:05 PASS #10藤本 → #85八木 3 PASS #10藤本 → #8出澤 G
4 05:15 RUSH #10末吉 46 KICK #11佐藤 G
4 05:33 PASS #10藤本 → #15出島 49 PASS NG
4 10:03 PASS #10藤本 → #85八木 31 KICK #29望月 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム IBMビッグブルー
17 (0 - 13 - 4) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 16 (7 - 9 - 0)
48 - 26 - 1
315Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
23 - 11 - 0
137Yds
18 - 0Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 38 - 200Yds
66 - 315Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 61 - 337Yds
3 - 25Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 10 - 102Yds
1 - 1 (ファンブル) 回数 - 喪失 0 - 0
0 - 0 (フィールドゴール) 回数 - 成功 3 - 1
22:47 TIME OF POSSESSION 25:13
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
2 宮幸 崇 11 13 0 5
10 藤本 亮 2 -1 0 7
27 細野 陽平 2 -3 0 -1
18 荒木 裕一朗 2 -14 0 -7
25 東松 瑛介 1 5 0 5
TOTAL 18 0 0
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
18 荒木 裕一朗 26 14 0 105 0 16
10 藤本 亮 22 12 1 210 3 49
TOTAL 48 26 1 315 3
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
84 吉田 武蔵 4 29 0 12
32 金子 泰徳 4 14 0 6
15 出島 崇秀 3 78 1 49
85 八木 雄平 3 55 2 31
83 下段 亮太 3 49 0 25
1 中田 結 3 26 0 14
19 松尾 海太 2 43 0 27
8 出澤 信 2 13 0 8
2 宮幸 崇 2 7 0 4
TOTAL 26 315 3
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YARDS SACK      
23 北村 雅史 3.5 0 0
96 杉浦 卓紀 3.0 5 0
52 鈴木 修悟 3.0 2 0
24 山口 亮二 3.0 0 0
31 伊田 拳斗 3.0 0 0
41 増山 純季 2.5 0 0
44 小宮 洋平 1.5 13 1
57 田中 喜貴 1.5 0 0
43 池田 貴士 1.0 0 0
14 有輪 七海 1.0 0 0
22 河石 泰 1.0 0 0
59 西尾 公伸 1.0 0 0
83 下段 亮太 1.0 0 0
90 伊倉 良太 1.0 0 0
TOTAL 27 20 1
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YARDS TD      
TOTAL 0 0 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
21 石黒 貴也 1          
23 北村 雅史 1          
TOTAL 2

試合レポート

プロローグ

いよいよパールボウルトーナメントも大詰め。2回戦で難敵アサヒビールシルバースターをオーバータイムの末下したライズは、準決勝でIBMビッグブルーと対戦。昨年は対戦が無かったが、2014年のXリーグ1stステージでは敵地・千葉県八千代市で対戦して一敗地にまみれ、リーグ戦を通じたモメンタムを失う手痛い敗戦を喫した相手である。特に米国人QBケビン・クラフトが繰り出すパス攻撃と、高木・末吉という二枚看板のRBによるラン攻撃に対してライズの看板であるディフェンス陣がいかに対応するかが注目される。 また、IBMは大学時代に活躍したコグラン・ケビン、作道の両LBが加入。課題であったディフェンス陣を強化しており、そこへライズオフェンス陣がどう切り込むか。ライズの真価が問われる試合になる。

1Q

試合はライズのキックオフ、IBMのリターンでスタート。いきなりIBMのリターナー#81栗原にエンドゾーンから68ヤードのビッグリターンを許してしまうライズ。最初から自陣レッドゾーンを背負ってのディフェンスとなったが、ここはライズ守備陣が出足よくIBM RB陣のランを止めて前進を許さず。IBMはフィールドゴールで先制点を狙うが、これは失敗して無得点。ライズのQBはここまですべての試合で先発を任されている#18荒木(立命館大)。最初のプレーでWR#19松尾(日本大)にパスを通し、幸先よくダウンを更新したが、次が続かずにパントへ。続くIBMの攻撃もパントに追い込むことに成功するが、IBMのパントが絶妙で、ライズは自陣6ヤード地点からの攻撃に。IBM守備陣のプレッシャーが厳しく、ボールを前に進めることが出来ないライズは、結局パントを蹴るが、パンター#14有輪(日本大)のキックをIBMディフェンスがブロック、こぼれたボールをIBMが押さえ、ライズはいきなり自陣ゴール前でのディフェンスを余儀なくされてしまう。このピンチにライズ守備陣が真価を発揮し、IBMのラン・パスにしっかりと対応、IBMの反則による罰退も重なりタッチダウンを許さない。しかしIBMに34ヤードのフィールドゴールを決められて、0-3と先制を許す。


2Q

1Q終盤から、IBMはQBを新人#14政本にチェンジ。この新人QBがリズムよくボールをコントロール。RB高木のラン、自らのキープランでライズエンドゾーンに迫ると、最後はショートパスをキャッチしたTEスタントンにエンドゾーン左隅にボールを運ばれてタッチダウンを許してしまう。ポイントアフタータッチダウン(PAT)のキックも決められて、0-10とリードを広げられたライズだが、QB荒木がIBM守備陣のプレッシャーを受けて効果的な攻撃を組み立てられず、パントに追い込まれてしまう。次の攻撃シリーズでIBMが更にギアを上げ、RB末吉のランプレーで連続してダウンを更新。LB増山(日本体育大)がカバーを背負いながらTEスタントンがワンハンドキャッチでパスをレシーブ。ライズレッドゾーンに侵入すると、最後はRB高木が10ヤードのタッチダウンランを成功させる。ここでIBMはPATでキックではなく2ポイントコンバージョンを選択。これを成功させて8点を追加、0-18と更にライズを突き放す。攻撃からリズムを変えたいライズだが、QB荒木がIBMのDLブルックスにサックを受け、パントへ。このパントでハーフライン付近までしか陣地を回復できず、不利なフィールドポジションからの守備となったライズ。再び登場のQBクラフトが投じたロングパスをWR栗原にキャッチされて一気に自陣エンドゾーン内への侵入を許し、最後は再び栗原が一度は弾いたパスを倒れこみながキャッチ、タッチダウンを奪われてしまう。PATのキックも決められて、0-25と大きく点差を開けられてしまう。


3Q

ハーフタイムで立て直しを図りたかったライズだが、3Q最初の攻撃でも思うようにボールを前に進めることが出来ない。この日荒木にプレッシャーをかけ続けているIBMのDLブルックスが再び荒木に襲いかかり、QBサック。結局ダウンを更新できないままパントに追い込まれてしまう。2Qに大量失点を喫したライズ守備陣は、後半に入ってリズムを取り戻すことに成功。末吉・高木の両RBのランプレーを必死のタックルで押しとどめ、大きなゲインを許さない。3Q残り5分を切ったIBMの攻撃、ライズDL#44小宮(帝京大)がQBサックを成功させ、IBMを3アンドアウトのパントに追い込むことに成功する。ここで再びIBMが絶妙のパントキックを見せ、ライズは自陣1ヤード地点からの攻撃を強いられてしまう。荒木はエースRB#2宮幸(中央大)にボールを託すがノーゲイン、続いてボールを持ったRB#27細野(国士舘大)が、IBMディフェンスにエンドゾーン内で捕まってしまいセーフティー。IBMに2点が追加されて0-27となる。セーフティーで失点し、なおかつキックを蹴ってIBMのリターンを受けるライズは、ここで再びリターナーの栗原にハーフライン付近までリターンを許してしまうが、ここもライズ守備陣が高い集中力でIBMの前進を阻み、得点を許さない。パントで攻撃権を得たライズは自陣16ヤード付近からの攻撃。ここで再び荒木がIBM守備陣の強烈なラッシュからボールを叩き落とされ、そのボールをIBMが押さえてターンオーバー。ライズはまたもや自陣エンドゾーンを背にしたディフェンスを強いられることに。


4Q

ダメ押しを狙い、嵩にかかって攻め寄せるIBM。QBクラフトからWR栗原へタッチダウンを狙ったパスが投じられるが、ここはライズDB#21石黒(日本大)が懸命のカバーで阻止し、タッチダウンを許さない。IBMは結局フィールドゴールを狙うが、DL小宮がこれをブロックして追加点を許さない。何とか初得点を挙げたいライズは、ここでQBを荒木から#10藤本(日本大)にチェンジ。藤本はWR#83下段(法政大)へのロングパスで敵陣に攻め込むことに成功するが、攻撃の継続を狙った4thダウンギャンブルのプレーでIBM DLブルックスにタックルを受けて敢え無くターンオーバーとなる。後半になってリズムを取り戻したライズディフェンスは、IBMにダウンの更新を許さず、すぐに攻撃権を奪いかえすことに成功する。ディフェンスの踏ん張りに応えたいライズ攻撃陣は、QB藤本が再び登場。WR#8出澤(早稲田大)、WR#85八木(慶応大)へのパスで連続してダウンを更新し、IBM陣内に攻め込むと、IBMディフェンスの反則もあり、一気にエンドゾーンに迫り、最後は藤本からWR八木へのタッチダウンパスが成功して、ようやくこの日の初得点を挙げることに成功。PATの2ポイントコンバージョンも成功させて、遅まきながら反撃を開始した。続くライズのキックオフ、不利なフィールドポジションからの守備というリスクを冒し、再び攻撃権を奪うためにオンサイドキックを狙うが、ここはIBMがしっかりとボールを確保。ライズ陣46ヤード地点から始まったIBMの攻撃は、最初のプレーでQBからハンドオフを受けたRB末吉が、そのままエンドゾーンまで一気に駆け抜けて独走タッチダウン。PATのキックも成功して8-34と再び大きく点差を広げられてしまう。前のシリーズでようやく反撃の狼煙を上げたライズにとっては、痛恨のタッチダウンとなったが、それでも下を向かずに反撃のチャンスを狙う。ライズのリターナー#20前島(日本体育大)が40ヤードを越えるビッグリターンでIBM陣内に侵入してチームを勢いづけると、次のプレーでQB藤本からスラントのパスを受けたWR#15出島(久留米大)がそのまま49ヤードを走りきってエンドゾーンに飛び込みタッチダウン!! PATの2ポイントコンバージョンは失敗したが、14-34と必死に食い下がるライズ。再びオンサイドキックを行うが失敗、ハーフライン付近からのディフェンスとなったが、ライズ守備陣が気力を振り絞ったタックルでIBMの攻撃をパントに追い込み、残り時間4分を切って再びライズの攻撃に。自陣16ヤード地点からの攻撃は、藤本からWR#1中田(日本大)へのパス、IBMの反則で敵陣に入ると、22ヤード付近で藤本からのパスをキャッチしたWR八木がランアフターキャッチで一気にエンドゾーンまで飛び込んでこの日2本目のタッチダウン!! キッカー#29望月のPATキックも成功して7点を追加、21-34と点差を詰めることに成功。試合の残り時間は2分となり、早く攻撃権を奪い返したいライズは三たびオンサイドキックを敢行、このキックをキッキングチームの#11財津(一橋大)が見事にキャッチしてオンサイドキックを成功させ、自陣48ヤード付近からの攻撃権を得ることに成功する。ここまで4Qだけで21点を挙げる原動力となったQB藤本は、更なる追加点を狙って強気の攻撃を展開。WR下段へのパスとIBMの反則でIBM陣内深く攻め込むことに成功するが、ライズのパスオフェンスに対して虎視眈々と狙っていたIBMディフェンス。次のプレーで藤本のパスを新人LB作道がインターセプト。残り時間はIBMにコントロールされて万事休す、21-34でライズはIBMビッグブルーの軍門に下る。

4QになってQB藤本を中心に驚異的な追い上げを見せたライズだが、最終スコアで13点差をつけられての敗戦という結果は、重たいものがある。後半になってしっかり立て直すことができたが、IBMにトータルで200ヤードを走られたことは、ディフェンスから試合を作っていくライズとしては大きな課題となった。攻撃についても、試合を通じてIBMのディフェンス陣にプレッシャーをかけ続けられ、ランに至ってはトータルで0ヤードしか進めていないのは深刻だ。(公式記録の26ヤードは集計ミス)。一方で若いレシーバー陣を中心にトータル300ヤードを越えるパスレーシブを達成し、控えのQBである藤本が4Qの爆発的な攻撃を見事に率いるなど、チームの新しい力の胎動を感じることができたのは好材料だと言える。この試合で春のシーズンは終了し、チームは束の間のオフに入るが、強豪との連戦が続く非常に厳しい日程となる秋のリーグ戦に向けて、ライズがチームとして何を考え、どんな準備をしてくるのか。期待と不安を持ちながら、秋を待ちたい。