パールボウル準決勝

2017.6.04

NEXT GAME

富士通スタジアム川崎

11:00 開始

Xリーグ Final stage vs パナソニックインパルス

2015/11/29 (日) 13:00開始 @キンチョウスタジアム(大阪)
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 17 - 45 パナソニックインパルス
0 1QT 28
10 2QT 10
7 3QT 7
0 4QT 0
得点経過
Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TEP PLAYER(S) G/NG
1 01:12 RUSH #33横田 54 KICK #11佐伯(栄) G
1 08:01 PASS #8高田→#89小山 30 KICK #11佐伯(栄) G
1 12:16 RUSH #33横田 73 KICK #11佐伯(栄) G
1 12:41 INT #23中村 25 KICK #11佐伯(栄) G
2 02:14 RUSH #34橋本 1 KICK #11佐伯(栄) G
2 03:22 PASS #14アンダーソン→#88大滝 15 KICK #29望月 G
2 11:54 FG #29望月 24
2 15:00 FG #11佐伯(栄) 31
3 01:31 PASS #18大原→#2岸本 19 KICK #11佐伯(栄) G
3 11:59 PASS #14アンダーソン → #88大滝 51 KICK #29望月 G
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム パナソニックインパルス
21 (7 - 13 - 1) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 17 (12 - 5 - 0)
43 - 22 - 2
313Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
10 - 8 - 0
129Yds
30 - 103Yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 47 - 274Yds
73 - 416Yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 57 - 403Yds
11 - 64Yds (反則) 回数 - 損失ヤード 4 - 25Yds
2 - 0 (ファンブル) 回数 - 喪失 1 - 1
1 - 1 (フィールドゴール) 回数 - 成功 2 - 1
26:52 TIME OF POSSESSION 33:08
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YARDS TD LG    
14 ベンジャミン アンダーソン 26 97 0 17
32 金子 泰徳 3 5 0 5
25 東松 瑛介 1 1 0 1
TOTAL 30 103 0
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YARDS TD LG
14 ベンジャミン アンダーソン 40 22 0 313 2 51
5 木下 雅斗 3 0 2 0 0 0
TOTAL 43 22 2 313 2
RECEIVING
NO. PLAYER NO YARDS TD LG    
7 井本 圭宣 4 82 0 45
15 出島 崇秀 4 47 0 20
88 大滝 裕史 3 94 2 51
17 志水 秀彰 3 22 0 15
8 出澤 信 2 12 0 6
33 富澤 友貴 2 9 0 8
5 木下 雅斗 1 21 0 21
83 下段 亮太 1 14 0 14
81 井上 繁明 1 8 0 8
1 中田 結 1 4 0 4
TOTAL 22 313 2
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YARDS SACK      
23 北村 雅史 2 5 0
90 伊倉 良太 1.5 0 0
57 田中 喜貴 1 1 0
52 鈴木 修悟 1 0 0
22 河石 泰 2 0 0
44 小宮 洋平 1 0 0
3 佐久間 徹 1 0 0
TOTAL 9.5 6 0
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YARDS TD      
TOTAL 0 0 0
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
TOTAL 0

試合レポート

プロローグ

ライズにとって3年ぶりのFinalステージとなり、この試合に勝てば、JAPAN X BOWL出場が決まる大一番。対戦相手は2週間前に同じキンチョウスタジアムで完封負けを喫したWESTディビジョン1位・パナソニックインパルス。3年前に対戦した2ndステージでの試合では、ライズが1点差で勝利し、結果としてFinalステージ出場を決めた因縁あるチーム。全てはこの一戦のため。準備してきたことを出し切って、悲願の日本一へ歩を進めることができるか。

1Q

試合はライズのキックオフリターンから。攻撃を率いるのはQB#14アンダーソン(アーカンソー大パインブラフ校)。まずは先制攻撃で得点し、勢いに乗りたいところだったが、あっけなく3アンドアウト(※1)でパントに追い込まれてしまう。パナソニックは前の試合で途中退場したエースRBデュプリーがこの日は欠場。代わってRBのスターター として出場した#33横田が、最初のプレーでQB高田からハンドオフを受けると、そのままライズ守備陣を真ん中から切り裂いて独走、54ヤードのタッチダウンランを完成させる。PAT(※2)のキックも決められて、試合開始から2分で0-7と、逆に先制攻撃を受けてしまう。すぐさま反撃に移りたいライズだが、続くシリーズもパントに追い込まれ、攻撃権はパナソニックへ。すると高田からWR頓花へのパスで自陣に攻め込まれ、最後は高田からWR小山への30ヤードタッチダウンパスを決められてしまう。PATのキックも成功し、0-14とライズを突き放すパナソニック。敵の怒濤の勢いに何とか楔を打ち込みたいライズは、次のシリーズでパントシチュエーションに追い込まれるも、4thダウンギャンブルのフェイクからQBの位置に入った#5木下(立命館大)が直接パントを蹴るプレーで大きく陣地を回復、パナソニックに自陣ゴール前からの攻撃を強いることに成功する。しかしながら、またもやパナソニックRB横田に自陣から73ヤードを走り切られてタッチダウンランを決められてしまう。PATキックも決まって0-21と、予想を上回るパナソニックの勢いに完全に飲み込まれてしまったライズ。1Q残り2分、流れを変えるためにQB木下から味方WRへ投じられたパスをパナソニックのDB中村にインターセプトされ、そのままエンドゾーンまで走り切られてしまう。PATのキックも決まり、パナソニックが更に7点を追加、0-28と大きく引き離されて1Qが終了。


2Q

2Qに入るとパナソニックはQBを2ndステージのライズ戦でも自らタッチダウンを奪った2番手の大原にチェンジ。大原は大量得点を背に伸び伸びとプレーし、WR頓花へのロングパスを成功させて一気にライズエンドゾーンに迫ると、最後はRB橋本がエンドゾーンにダイブしてタッチダウン。PATのキックも決まって0-35と、更にライズを突き放す。まずは一本タッチダウンを奪い、反撃の狼煙を上げたいライズ。QBアンダーソンはパナソニックDL陣の激しいラッシュをかわすとフリーになったWR#7井本(立命館大)へのロングパスを成功させて、こちらも一気にパナソニック陣に攻め込む。次のプレーでアンダーソンからWR#88大滝(立命館大)へのタッチダウンパスが成功し、ようやくこの日初得点。PATのキックもK#29望月(近畿大)が落ち着いて決めて7-35とし、遅まきながら反撃を開始したライズ。モメンタムを引き寄せ始めたかに見えたが、次のパナソニックのキックオフで、リターナーに自陣26ヤード付近までボールを運ばれるビッグプレーを許してしまう。傾きかけた流れを渡すまいと奮闘するライズ守備陣。DL#44小宮(帝京大)、DL#90伊倉(法政大)が激しいタックルでパナソニックのランプレーをストップ。ここはパナソニックのフィールドゴールを失敗に追い込み、追加点を許さない。守備陣の奮闘を何とか得点に繋げたいライズの攻撃陣は、QBアンダーソンが自らのランと、WR#81井上(法政大)、WR#8出澤(早稲田大)、TE#83下段(法政大)へのパスでダウンを更新。タッチダウンこそならなかったが、K望月が24ヤードのフィールドゴールを決めて3点を追加、10-35とする。しかし、前半終了間際にはパナソニックにも31ヤードのフィールドゴールを決められて10-38とされ、前半を終了。結局、1Qにつけられた点差を詰めることが出来ずに後半に臨むことになった。


3Q

後半はライズのキックオフで試合再開。少しでも点差を詰めたいライズの出鼻をくじくように、再びパナソニックのリターナーが縦横無尽にフィールドを駆け抜け一気にライズ陣20ヤード地点までリターン。そこからQB大原が投げたパスをキャッチしたTE岸本がRAC(※3)でエンドゾーンに飛び込みタッチダウン。PATのキックも決まり10-45とし、後半開始1分30秒で更にライズを突き放すことに成功。逆転勝利のために、どうしても欲しかった後半の先制点をあっさりパナソニックに奪われたライズは、引き続きアンダーソンが攻撃を差配。自らのランとWR陣へのパスでダウンを更新するが、パナソニックのレッドゾーンまで進むことが出来ない。ライズ守備陣も連続してパナソニックの攻撃を3アンドアウトのパントに追い込むなど、試合は膠着状態に。3Q残り4分のライズの攻撃、QB木下からWRの位置に入ったアンダーソンにボールを渡し、そこからWR井本にボールを投げるスペシャルプレーが成功すると、続くプレーでアンダーソンが投じた自陣49ヤードからの51ヤードのロングパスをWR大滝がこの日2本目のタッチダウンレシーブ。K望月がPATのキックを決めてライズが7点を追加。17-45と食い下がる。


4Q

最終4Q、パナソニックの攻撃陣は定石通り徹したラン攻撃で時間の消費を図る。早いタイミングで得点を奪いたいライズは、懸命の攻撃でボールを進め、4thダウンのシチュエーションでも攻撃を選択して攻め続けるが、パナソニックの防御網を突き抜けることが出来ない。試合残り7分からのライズの攻撃、再び木下とアンダーソンのスペシャルプレーから、パスを受けた木下がRACでロングゲイン。ようやくパナソニックのレッドゾーンに侵入するが、タッチダウンを狙ったアンダーソンから主将のRB#25東松(立命館大)へのパスは成功せず、自らの反則もありパントで攻撃権を放棄。この後もアンダーソンを中心に最後まで諦めずに攻撃を続けたライズだったが、結局17-45の大差でパナソニックに敗戦。2015年シーズンを敵地・大阪で終了することとなった。

ライズにとって3年振りのFinalステージの舞台、そして初のJAPAN X BOWL出場をかけたチャレンジは、立ちはだかるパナソニックインパルスを越えることが出来ず終了となった。これまで幾度もチームのピンチを救ってきた看板のライズディフェンスはパナソニックのランナーに切り裂かれ、攻撃陣も強力なパナソニックの守備陣のプレッシャーを受けて有効な攻撃を繰り出せず、スペシャルチームも敵のリターナーに度々ビッグゲインを許すなど、今までにない展開となってしまったが、最後まであきらめずに戦い抜き、来季につながるプレーも見られたことも事実である。振り返れば、2015シーズンは1stステージで悲願のオービック超えを果たし、宿敵シルバースターをオーバータイムの末に振り切ってFinalステージに進出し、チームの確かな成長が見てとれた。それでも越えることが出来ない壁の高さ、厚さに対して、足りないものは何なのか。その問いを、全てのチーム関係者が胸に刻み、自問しながら新しいシーズンに向かって走り始める。

  1. ※ 1 「3アンドアウト」:攻撃側のシリーズが1度もダウンを更新できずに3回の攻撃のみで終了し、パントに追い込まれること
  2. ※ 2 「PAT」:Point After Touchdown(ポイント アフター タッチダウン)の略。タッチダウン後にエンドゾーン手前3ydからフィールドゴールを蹴ること(得点は1点)
  3. ※ 3 「RAC」:Run After Catch(ラン アフター キャッチ)の略。パスを受け取った選手が受け取った位置から前進すること。