試合レポート

プロローグ

前節、東京ガスクリエイターズに敗戦し開幕3連敗と後がないノジマ相模原ライズ（以下、ライズ）。
今節の相手は、同じく開幕3連敗と苦戦が続く電通キャタピラーズ（以下、キャタピラーズ）。
今季初勝利とライスボウルトーナメント進出を目指す両チームの戦いが、富士通スタジアム川崎で始まった。

1Q

ライズのキックで試合開始。
敵陣18ヤードからライズディフェンスとなる。
最初のパスプレーは、LB#45コウルビー・キャンベル（デューク大学）がしっかりとマークしパス失敗。
続く早いタイミングのランプレーもDL#44小宮洋平（帝京大学）のタックルでノーゲイン。
更に3rdダウンで再びDL#44小宮がQBサック。
スリーアンドアウトでパントに追い込む。

ライズは自陣45ヤードからの攻撃。
ライズオフェンスは作戦会議を行わないノーハドルオフェンスを展開。
QB#6カート・パランデック（ネバダ大学ラスベガス校）からWR#81田窪大渡（早稲田大学）へ3プレー連続、TE#87定成吉輝（中央大学）にもパスを通し、ゴール前12ヤードまで前進。
更にQB#6カート自らのランプレーでゴール前5ヤードまで前進すると、RB#21阿部快斗（法政大学）のランでタッチダウン（以下、TD）し先制に成功する。
TD後のキックもK#37佐藤太希（明治大学）決める。
【スコア】1Q 4:27 ライズ 7-0 キャタピラーズ

ライズのキックで試合再開。
K#7竹内空（名城大学）のキックはエンドゾーンを越えタッチバック。
敵陣25ヤードから2回目のライズディフェンスは、7ヤードのパスを通されるも、DB#38宮本侑知（福岡大学）やLB#45コウルビーの早い寄せで1ヤードのロス。
直後のQBランもLB#47梶嵩之（早稲田大学）が止め、スリーアンドアウトとなる。
4thダウンのパントはLB#45コウルビーがブロックし敵陣42ヤードでダウンとなる。

好位置で2回目のシリーズとなったライズオフェンスは、主将WR#9宜本潤平（立命館大学）の16ヤードパスキャッチや、QB#6カート、RB#20デレク・ウィリアムス（日本大学）のランプレーなどでゴール前3ヤードまで前進し、最後はWRの位置に入ったDL#99フィリップ・レッドワイン（オクラホマ州立大学）へパスが通りTD。
キックもK#37佐藤が決め追加点をあげる。
【スコア】1Q 9:13 ライズ 14-0 キャタピラーズ

自陣25ヤードからのライズディフェンスは、LB#5田中喜貴（法政大学）のノーゲインタックルの直後のプレーで36ヤードのパスを通され、更にQBランで自陣29ヤードまで前進されたところで1Q終了。

2Q

1Qから続くキャタピラーズの攻撃は、2本のパスがとおりTDを上げる。
【スコア】2Q 2:16 ライズ 14-8 キャタピラーズ

自陣16ヤードから3回目のライズオフェンスは、RB#21の12ヤードランでダウンを更新すると、TE#87定成へ20ヤードパスが通り、ハーフウェイ付近まで前進。

その後もRB#21阿部への2プレー連続パス成功や、2プレー連続のランプレーで敵陣34ヤードまで前進すると、WR#86明松大雅（明治大学）に34ヤードのパスが通りTD。
キックもK#37佐藤が決める。
【スコア】2Q 5:40 ライズ 21-7 キャタピラーズ

ライズのキックで試合再開。
K#7竹内の蹴ったボールは、リターナーの前でバウンド。
フリーボールになったボールに快速を飛ばしたRB#15川上理宇（日本大学）が飛び込みリカバー。敵陣11ヤードからライズオフェンスとなる。

絶好の位置からのオフェンスとなったが、パスが通らずフィールドゴール（以下、FG）トライとなる。
32ヤードのFGはK#37佐藤がしっかりと決め、追加点をあげる。
【スコア】2Q 6:30　ライズ 24-7 キャタピラーズ

敵陣32ヤードからのライズディフェンスは、前のシリーズ同様にRBやWRへ中長距離のパスを通され自陣19ヤードまで前進を許す。
しかし、その後は#5田中のランストップやLB#45コウルビーのQBサックで凌ぎ、4thダウンでFGトライとなる。
この33ヤードFGをDB#22渡辺健太（帝京大学）がブロック。こぼれたボールをDB#96植田昂志郎が自陣20ヤード付近で拾うと、敵陣17ヤード付近まで63ヤードのリターンに成功。

再び好位置でボールを受け取ったライズオフェンスは、WR#9宜本のパスが通りダウンを更新すると、最後はTE87定成へ10ヤードのTDパスが通り追加点。
キックもK#37佐藤が決める。
【スコア】2Q 11:36 ライズ 31-7 キャタピラーズ

3Q

キャタピラーズのキックで後半開始。
自陣25ヤードからのライズオフェンスは、RB#20デレク、RB#29吉田光輝（龍谷大学）、QB#6カート、RB#15川上のランプレーや、WR#9宜本、TE#87定成のパスプレーで前進を重ね、最後もTE#87定成への7ヤードTDパスが決まる。13プレー7分28秒を使い追加点をあげる。
キックも#37佐藤が決める。
【スコア】3Q 7:28 ライズ38-7 キャタピラーズ

敵陣32ヤードから後半1回目のライズディフェンスは、1stダウンでLB#4星野慶一郎（立教大学）がQBサック。
3rdダウンのランプレーは、LB#59笹尾健（同志社大学）が止めスリーアンドアウトに抑える。

自陣27ヤードからのライズオフェンスはQBを#17小林貴紀（専修大学）にスイッチ。
自陣45ヤードから3rdダウン10ヤードの場面で、QB#17小林自ら17ヤードを走ってダウン更新したところで3Q終了。

4Q

敵陣38ヤードからの攻撃となったが、その後のパスが通らずパントとなる。
P#7竹内が蹴ったコントロールパントは、敵陣6ヤード地点でボールデッドとなる。

好位置でのライズディフェンスは、先ほどのシリーズのQBサックをしているLB#4星野が相手エンドゾーン内で再びQBサックし、セーフティとなりライズに2点が追加される。
【スコア】 4Q 1:03 ライズ 40-7 キャタピラーズ

ハーフウェイ付近からのライズオフェンスは、RB#42小林篤実（法政大学）のランプレーやWR#86明松へのパスで敵陣23ヤードまで前進するも、その後が続かずFGを選択。
40ヤードのFGをK#37佐藤が決め追加点をあげる。
【スコア】4Q 5:47 ライズ 43-7 キャタピラーズ

敵陣26ヤードからのライズディフェンスは、DL#91佐伯哲明（中央大学）のノーゲインタックルなどで3thダウン4ヤードを抑えると、4thダウンのギャンブルプレーでDB#27松井悠太（日本体育大学）がQBサックしボールもファンブルさせる。
このボールを副将LB#18増山純季（日本体育大学）が敵陣27ヤード地点でリカバーし攻守交代となる。

ライズオフェンスは、RB#42小林やRB#15川上のランプレーでゴール前3ヤードまで進むも、QBサックやパス失敗で4thダウンとなる。
24ヤードのFGはK#7竹内が決め追加点をあげる。
【スコア】4Q 11:19 ライズ 46-7 キャタピラーズ

試合時間残り1分を切り、キャタピラーズのパスもLB#54梶川雄貴（甲南大学）らのタックルで凌ぎ、ボールは再びライズオフェンスへ。
ライズオフェンスは、残り時間を進め試合終了。
【ファイナルスコア】ライズ 46-7 キャタピラーズ

エピローグ

開幕3連敗で崖っぷちであったライズだが、攻撃シリーズ9回中8回を得点に結びつけた。
一方ライズディフェンスは、QBサック6回、キッキングを含めたターンオーバー3回と終始相手を圧倒した結果となった。

第5節は11/4(土)に、地元相模原ギオンスタジアムにてアサヒ飲料チャレンジャーズと対戦する。

チャレンジャーズに勝利すると、ノジマ相模原ライズ・東京ガスクリエイターズ・アサヒ飲料チャレンジャーズの3チームが勝ち点6で並び、ディビジョンAの3位〜5位は当該チーム間の直接対決及びその総得失点差の結果で決定する。

4節終了時点での、3チーム間の直接対決の総得失点差は以下の通り
・アサヒ飲料チャレンジャーズ：+4点
・東京ガスクリエイターズ：+3点
・ノジマ相模原ライズ：-7点

第5節にライズが勝利した場合の点差別の順位は以下の通り
・1〜5点差で勝利：ライズの5位確定→ライスボウルトーナメント進出ならず
・6〜10点差で勝利：ライズの4位確定→ライスボウルトーナメント進出決定（ディビジョンBの1位と対戦）
・11点差以上で勝利：ライズの3位確定→ライスボウルトーナメント進出決定（ディビジョンBの2位と対戦）