Xリーグ 秋季リーグ戦 第2戦 vs パナソニックインパルス

2021/09/19 (日) 12:00 KICKOFF @エキスポフラッシュフィールド
得点経過 スタッツ 個人記録 試合レポート
ノジマ相模原ライズ 10 - 24 パナソニックインパルス
0 1QT 0
3 2QT 7
7 3QT 0
0 4QT 17
- TBS -
得点経過
TEAM Q TIME PLAY PLAYER(S) YARD TFP PLAYER(S) G/NG
パナソニック 2 0:13 Fumble
Recover
#39 Jaboree Williams 29 KICK #16 佐伯眞太郎 G
ノジマ相模原 2 8:20 FG #37 佐藤太希 36
ノジマ相模原 3 11:44 PASS #6 KURT PALANDECH→#85 八木雄平 14 KICK #37 佐藤太希 G
パナソニック 4 3:55 RUN #5 ミッチェルビクタージャモ― 4 KICK #16 佐伯眞太郎 G
パナソニック 4 8:36 RUN #5 ミッチェルビクタージャモ― 35 KICK #16 佐伯眞太郎 G
パナソニック 4 11:18 FG #16 佐伯眞太郎 47
スタッツ
ノジマ相模原ライズ チーム パナソニックインパルス
18(7 - 11 - 0) ファーストダウン(ラン - パス - 反則) 12(5 - 7 - 0)
39 - 23 - 1
225Yds
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
31 - 19 - 0
169Yds
27 - 130yds (ラン) 回数 - 獲得ヤード 21 - 133yds
66 - 355yds (攻撃) 回数 - 獲得ヤード 52 - 302yds
6 - 45yds (反則) 回数 - 損失ヤード 5 - 45yds
1 - 1 (ファンブル) 回数 - 喪失 2 - 1
1 - 3 (フィールドゴール) 回数 - 成功 1 - 1
27:44 TIME OF POSSESSION 20:16
個人記録
RUSHING
NO. PLAYER ATT YDS TD LG    
#29 吉田 光輝 15 107 0 59
#2 阿部 快斗 4 12 0 7
#6 KURT PALANDECH 7 6 0 11
#27 若島 慎兵 1 5 0 5
TOTAL 27 130 0 59
PASSING
NO. PLAYER ATT COMP INT YDS TD LG
#6 KURT PALANDECH 39 23 1 225 1 27
TOTAL 39 23 1 225 1 27
RECEIVING
NO. PLAYER REC YDS TD LG    
#85 八木 雄平 5 58 1 25
#23 伊藤 雅恭 4 51 0 19
#14 西川 大地 3 35 0 18
#86 明松 大雅 1 27 0 27
#2 阿部 快斗 4 16 0 10
#15 出島 崇秀 2 15 0 13
#29 吉田 光輝 1 11 0 11
#83 小坂 恒介 1 6 0 6
#27 若島 慎兵 2 6 0 4
TOTAL 23 225 1 27
TACKLE
NO. PLAYER TACKLE YDS SACK FF FR  
#7 LEE HIGHTOWER 4 0 0 0 0
#24 織田 裕樹 4 0 0 0 0
#5 田中 喜貴 4 0 0 1 0
#18 増山 純季 4 0 0 0 0
#3 佐久間 徹 3 0 0 0 0
#47 小澤 優太 3 0 0 0 0
#11 財津 弘彬 1 0 0 0 0
#56 浦野 雄大 1 0 0 0 0
#97 岡本 晃季 1 0 0 0 0
#22 渡辺 健太 0 0 0 0 1
#44 小宮 洋平 0 0 0 0 0
TOTAL 25 0 0 1 1
INTERCEPTION
NO. PLAYER INT YRD TD  
TOTAL 0 0 0      
PASS CUT
NO. PLAYER CUT          
#24 織田 裕樹 1          
#5 田中 喜貴 2          
#18 増山 純季 1          
#22 渡辺 健太 1          
TOTAL 5          
RETURN
NO. PLAYER KOR KOR YRD KOR TD PR PR YRD PR TD
#2 阿部 快斗 0 0 0 3 -1 0
#23 伊藤 雅恭 2 95 0 0 0 0
#15 出島 崇秀 1 24 0 0 0 0
TOTAL 3 119 0 3 -1 0

試合レポート

プロローグ

第2節は初戦を17-49と落としてしまったライズは、開幕戦を71-0と圧勝したパナソニックインパルスとアウェーのエキスポフラッシュフィールド(大阪)で対戦。今後の巻き返しの為にも何としても白星を飾りたいライズにとっては富士通に匹敵する難敵。
一方、リーグ後半に富士通、オービックなどの強豪と試合が集中したスケジュールのパナソニックにとっても絶対に落とせない試合はライズのキックオフリターンで試合開始した。


1Q

試合開始のキックオフリターンで、いきなり試合は大きく動いた。ライズ陣左奥に蹴り込まれたボールを#23伊藤がリターン。前節フィールドの広い方にしかリターンを展開してこなかったライズに対して、パナソニックのカバーチームはそれを狙うかのようにラッシュをかける。ここでライズはパナソニックの裏をかくサイドラインへのリターンでいきなり71ydのビッグリターンを見せる。
敵陣27ydの好位置からオフェンスを始めたライズは先制点を狙うが、得意のショートパスとランプレーで前進出来ず、3rd10となってしまう。ここでエンドゾーンを狙った縦の長いパスプレーはパナソニックの巧みなカバーリングによりレシーバーは厳しいマークを受け、最後は#6カートのインテーショーナルグラウンディング(キャッチ可能なレシーバーがいないところに故意に投げ捨てる反則)により、FG圏外へ出てしまいパントで終えてしまう。
敵陣6ydから迎えたパナソニック最初の攻撃はQB#️18ローレンスからRB#5ビクトル・ジャモーへのショートパスが立て続けに決まりゲインを重ねる。しかし、LB#5田中のパスカットや鋭いランディフェンスでダウン更新は一回に留め、次のオフェンスへ繋げた。
続く、両チームのオフェンスはライズが得意の縦への速いランプレーとショートパス、パナソニックがエースRBの#5ジャモーの外へのゾーンランやスクリーンパスでリズムを作ろうとしたが互いに決め手を欠き、決定機まで持ち込めずにいた。ライズは前回の試合課題でもあったキックチームで、TE/FB#11財津の鋭いタックルなどでパントでも陣地挽回をしていた。
1Q終了、ライズ0−パナソニック0


2Q

両者ディフェンスの奮闘により試合が膠着する中、試合は2Qに突入した。すると試合はいきなり予期せぬ形で、パナソニックが先制点を挙げた。ライズオフェンスで迎えた2Q最初のプレー、中央のランプレーを走ったRB#29吉田のボールをLB#39ウィリアムズがもぎ取りファンブルリカバータッチダウンで先制。
2Q残り11:47、ライズ0−パナソニック7。

ライズは続くオフェンスでも自陣39ydという好位置からオフェンスを始めゲインを重ねたが、3rdでのパスが決まらず、パントに追い込まれる。その後のオフェンスもドライブを重ねたが、4th1で試みたギャンブルは失敗に終わった。
ライズはオフェンスがなかなか波に乗り切れない中、DB#7LEE・LB#18増山の鋭いタックル、DB#24織田や#22渡辺のパスカットなどディフェンスの奮闘もあり、常に好位置でフィールドポジションを保っていた。
一進一退の攻防を繰り広げている中、2Q残り6分を切って回ってきたオフェンスの最初のプレーRB#29吉田が58ydのロングゲインを見せて、その後オフェンスが続かなかったものの、敵陣19ydからのFGをK#37佐藤が冷静に沈め、3点を返す。
2Q残り3:40、ライズ3−パナソニック7。

このあと2Q終了間際に57ydのFG追加点を狙うが、キックは失敗に終わりここで前半終了。
ライズ3−パナソニック7。


3Q

後半はライズのキックオフで試合再開。パナソニック最初の攻撃は1プレー目でRB#5ジャモーに中央のゾーンランから22ydのゲインを許したが、その後はQB#18ローレンスへ強いプレッシャーをかけ、許したダウン更新は1回に抑えオフェンスへ攻撃権を渡した。
ライズはRB#29吉田の中央のラン、ルーキーRB#2阿部のスクリーンパスで30yd近くドライブを進め、さらにQB#6カートのスクランブルとWR#14西川へのシームのパスで敵陣30ydまで侵入するが、パナソニックの強力なラッシュでサックを受けFGへ追い込まれる。K#37佐藤はこの日3本目のFGを敵陣35ydから狙ったが、タイミングが合わずキックが逸れてしまい、ここでもFGは失敗に終わる。
しかし、この日冴えていたディフェンスは続くシリーズの2プレー目、QB#18ローレンスがWR#87西紋へ投じたパスは通るも、DB#7LEE・#19佐藤の鋭いタックルでファンブルを誘発し、このボールをDB#22渡辺がリカバー。自陣39ydの好位置でオフェンスにボールを渡した。
突然の攻守交代の中、落ち着かないパナソニックディフェンスに畳み掛けるようにオフェンスはドライブ。途中反則で罰退するもWR#86明松シームのパスはディフェンス2人に囲まれながらダイビングキャッチ、QB#6カートのスクランブル、WR#15出島のフィールドを浅く横切るクロスルートからの15ydゲインなどで一気にゴール前まで攻め込む。そして敵陣14ydで迎えた3rd4でライズはついに待望の追加点を獲得する。WR#85八木と#23伊藤のコンビネーションパターンで空いたスペースに入り込んだ八木へパスが通り、タッチダウン。3Q終了間際に貴重な追加点を獲得し、逆転に成功した。
3Q残り0:16、ライズ10−パナソニック7。


4Q

いよいよ、試合は遂に最終局面へと移った。パナソニックはQB#18ローレンスからWR#6成田へのプレーアクションパス(ランと見せかけたパス)を皮切りに、エッジラッシュの隙を突いたローレンスのスクランブル、#5ジャモーのショートパスでドライブを進めた。パナソニックはドライブを進める中で時計をジリジリ進めながら、最後はRB#5ジャモーがゴール前のランプレーで外に流れタッチダウン。
4Q残り8:05、ライズ10−パナソニック14。

ライズはキックリターンから攻勢をかけようとするが、この日好リターンが続いたライズリターンに対して、タッチバックを狙い、巧みにリターン躱した。逆転を狙うライズの攻撃は自陣25ydから開始するも、パナソニックディフェンスが要所でのゲインを許さず、パナソニック陣内への侵入すら許さない展開となった。
そんな中序盤から奮闘を続けていたディフェンスだったが、後半にかけて調子を上げてきたQB#18ローレンスのパスとスクランブルに苦しめられゲインを許してしまい、最後はRB#5ジャモーに35ydの独走TDを許してしまう。さらにパナソニックの次のドライブでもFGで追加点を獲得。
4Q残り0:42、ライズ10−パナソニック24。

あとがなくなったライズは自陣24ydからオフェンスに臨み、WR#23伊藤へのパスで前進するも、ここで時間切れとなり試合終了。
ライズ10−パナソニック24。


エピローグ

前節に続いてディフェンスの奮闘が続く試合となった。終わってみれば、獲得ヤード数はライズ355yd、パナソニック302ydと上回る形になった。
しかし、要所でダウン更新やレッドゾーンでの得点機会を逸したライズに対して、パナソニックは数少ないチャンスでの得点や2サック21ydの挽回をしたなど、勝負どころの決定力で勝負の差が出た試合となった。

次節は昨季王者オービックシーガルズとの対戦。初戦のIBM戦を41−20で危なげなく勝利した王者との試合は元ライズQB#11ジミー・ロックレイが率いる強力パスオフェンスとDL#35佐藤、DL#23バイロン・ビーティーが形成する強力ラッシュを如何に抑えられるかが勝負の分け目となるだろう。