【RISE LETTER:Raise Your Perspective. #1】#6 QB Kurt Palandech × #2 WR 宜本潤平
2022.6.22

【RISE LETTER:Raise Your Perspective. #1】

#6 QB Kurt Palandech × #2 WR 宜本潤平

彼らは何を思い、何を考え、何を求め、ライズのオフェンスを作っていくのか。

チームをけん引すべき役割を担う彼らの思いに迫るべく、インタビューを実施しました。

第1弾は、春シーズンの振り返り。そして今年注目のオフェンスメンバーについて話を聞きました。



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ーーー 2022年の春シーズンを終えて、率直な感想をお願いします。

宜本)

総評としては、やっぱりオフェンスが全部の試合点取れなかったなというのが簡単な印象です。

各試合を見ていくと、シルバースターのゲームはターンオーバーが痛かったなと思います。インターセプトもあったし2minutesオフェンスでファンブルもあった、というので、向こうもミスしてくれたから助かったものの、やっぱり初戦とはいえ試合ではやってはいけないなっていうのを感じた試合でした。

2戦目オービック戦は、QBがタッチだったとはいえ勝ちに行った試合で、最後タッチダウンをとりましたが、実質3点しか取れてないようなものなので、パナソニック富士通相手にも点は取れないなっていうのを痛感しました。それはOLが悪いとか、WRが悪いとか、RBが悪いとかではなく、オフェンス全体のレベルアップが必要だなと思った試合です。自分自身のパフォーマンスを振り返っても、暑さと相手がオービックというのもありいつもと違うプレーをしてしまったという点で、課題が出た試合でした。

福岡サンズ戦は、秋の遠征試合を想定した試合でした。その前の春の2試合がファーストドライブで3and outで終わっていたので、サンズ戦ではしっかりタッチダウンをドライブしようと言ってる中で、2プレー目でインターされた。そしてオフェンスが前半で点を取れなかったという点でやっぱりオフェンスには課題が残るな、と思いました。

スタートが弱いなと。結局、後半で点が取れてっていうのがあったので、それを前半から持ってくるような取り組みをしていき、秋に繋げたいなと思っています。

Kurt)
  My overall opinion of the spring season, offensively speaking, is that we had good
competition. Our guys played with energy and were physical. However, a lot of our problems were due to sloppiness in the details and mental mistakes. As a result, we had inconsistent scoring and did not always move the ball efficiently. I'm hoping this summer and fall we can clean up these errors and run our offense with a smoother operation.

訳)春の全体的な感想としては、オフェンス面では、本当にいい勝負ができたと思います。チーム内での競争もあったし、エネルギーにあふれ、フィジカルにプレーしていると感じます。しかし多くの問題は、精神的なミスによるものだと思います。その結果、得点になかなか結び付かず、常に効率的にボール運びをすることができなかった。今夏と秋にかけて、それらのエラーを一掃し、よりスムーズなオペレーションでオフェンスを展開できるようにしたいですね。

宜本)
カートがいうように、新人同士の競争があったのはよかったと思います。WRも4,5人入って、OLも4人入ってきて、チーム内競争がおこって底上げにつながっている部分は良いですね。

Kurt)
  I think for the Silver Star, Obic, and Suns game, we cannot turn the ball over so much. It is always hard to win the game if you lose the turnover battle. Additionally, as a QB unit, we have to be more decisive with the ball, making quick and accurate decisions prevents sacks and negative plays. There were often times the QB got sacked but all the blame is not on the offensive line or pass protection, we have to do a better job of getting the ball out. It is our job to control the offense and get the ball to our playmakers.

訳)春の試合を通して、ターンオーバーを許してしまったことが一番の課題だと思います。ターンオーバーがあると、試合の運びが非常に難しくなります。QBユニットとして、もっと決定的なボールさばきをしなければなりません。サックやネガティブプレーを防ぐために、素早く正確な判断をすることが求められていると思います。QBサックをされる場面がしばしばありましたが、OLやパスプロテクションのせいとは限らないし、すべてにおいてQBがもっといい仕事をしなければならないと思っています。オフェンスをコントロールし、プレーメーカーにボールを届けるのが私たちのジョブなので。


ーーー 新人同士のロスター争いの中で、一番成⻑を感じた選手はいますか?

宜本)

OLのことはよく分からないですが、五十子(#79 OL)は加入が遅かったけど、もともとのフィジカルの良さとライズのシステムを覚えていく中で秋までにはモノになっていくんだろうな、と楽しみですね。可能性を感じてます。まあ まだまだだけど(笑)

WRだと、今年の新人ではないですが、明松(#86 WR)が印象に残っています。オービック戦でもしっかり結果を残していますし、同じポジションですが積極的に質問に来てくれています。気にしている選手の中でも、「こんないい選手がいたんだな」と思わせてくれたし、まだまだ伸びると思います。

Kurt)
 As for the new members, it is too hard to single out an individual because they
work as a unit, but I think the offensive line is the most improved. They are playing physical and learning the system. For WRs, there are a lot of new guys that have the capability to make big plays. For example, someone like Takubo from Waseda has good size, hands and natural abilities. I'm excited to watch him develop into a great outside threat.

訳)OL全体は、新入部員を含めて、一番良くなっているユニットだと思うので、彼らの中で1人を挙げるのは難しいです。OLがユニットとして1番成⻑していると感じます。彼らはフィジカルにプレーして、良くシステムを学んで いると思います。

WRは、ビッグプレーをする能力のある新人がたくさんいます。特に早稲田大学出身の田窪(#81 WR)は、体格もよく、生まれつきの身体能力も高いですね。彼がアウトサイドレシーバーとして、脅威となるような選手に成⻑することにとても興味があります。どんな選手になるのか楽しみです。

宜本)

コーチがいいですね、田窪を教えてた。(俺のこと)


ーーー RBはどうですか?デレク(#20 RB)も戻ってきて、一番層が厚いユニットともいえると思いますが。

Kurt)
 It's good to have Dereck back. We have several good RBs and our RB is kind of a
position by committee, usually multiple guys play RB in a game. They all run hard and fight for every yard, it's great to see that. Also, I'm excited to see them be more involved in the pass game because they are very athletic and have the ability to make a simple check down into a big play.

訳)デレクが復帰したことはとても嬉しいです。ライズには優秀なRBが何人もいますし、1人の選手が試合中ずっとプレーすることはありません。ユニットとして彼らがハードに走り、1ヤードごとに戦っているのを見るのは嬉しいですね。

また、彼らは非常にアスレチックで、単純なチェックダウンをビッグプレーにする能力を持っているので、パスゲームにもっと関与してくれることを期待しています。

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