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レジェンド

先日の夏合宿を経て、いよいよシーズンインが数週間後に迫りました。

ライズには例年以上に優秀な新人が多く入団し、日々ベテランとの熾烈な競争を繰り広げています。
大学リーグのトップレベルで活躍していた選手達とベテラン選手達の対決は見応えがありますが、その中でも未だにエースとして存在感を発揮しているのは、ワイドレシーバー井本とセンター鴨志田です。

二人とも私が現役時代からチームのトップに君臨し続ける鉄人レジェンドですが、強い気持ちと高いレベルの技術は勿論、フィジカルレベルも若手に負けないレベルを維持し続けています、というより毎年レベルアップし続けています。

過酷なトレーニングも全て若手と同じメニューをトップレベルでこなし、マンツーマン等の勝負では本気にムキになってやり合います。今年39歳になる井本と44歳になる鴨志田は実力でスターターを勝ち取り続けているのです。

つい先日、井本は私に「自分が引退するというイメージが全く湧かない、45歳までは楽勝ですわ!!」と言い、鴨志田は「俺は50歳までプレーします!!」と力強く宣言してくれました。中堅にも彼らに続きそうな「強い選手」が数名おり、私は彼らを心から尊敬も信頼もしていますが、彼らのポジションを脅かすような若手にも、早く出てきてもらいたいというのが、私の正直な気持ちです。

優秀なルーキーが加わり役者は揃ったと言いたいところですが、いつも頭を悩ますのは怪我による選手の戦線離脱です。チームの中心、リーダーになるべき若手数名の選手が、未だに怪我で練習に参加できていません。

良い選手は怪我も少なく、たとえ怪我をしてもそれが深刻な怪我でなければ痛みに耐えてプレーをすることができます。実際、井本や鴨志田はルーキー時代からそういう選手でした。そして、強いチームはそういう猛者の集団です。彼らの早期復帰と抜本的な体質改善、フィジカルアップがチームを大きく前に進めるピースになることは間違いありません。

「俺はやるときはやる」などというセリフは全く信用できません。良い選手は「いつでもどこでもやる」ものです。「レジェンド」と呼ばれる選手になるには、まずは強い身体と精神が必要です。

初戦まであと三週間。
全員が万全の状態で、最高のスタートを切るために、全力で取り組んでいきます。

Fearless.
ノジマ相模原ライズ
ヘッドコーチ 須永恭通

posted: 2014.8.14